報告書アプリ建設DX建設業日報アプリ 建設現場向け作業日報アプリのおすすめ9選|無料かつスマホ対応ツールを紹介 2025年4月25日 この記事をシェアする 建設工事において、日報管理が複雑化しているとお悩みではないでしょうか。特に紙やExcelで日報管理をしている会社の場合は、管理に大きな負担がかかります。 そこでこの記事では、日報管理を効率化できる日報アプリについて紹介します。おすすめのアプリ紹介はもちろん、アプリ導入で解決できる課題も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。 日報アプリとは? 日報アプリとは、工事作業にかかった各従業員(協力業者・下請け業者も含む)の労働時間を一元管理できるアプリケーションです。従来の紙やExcelを使用した日報管理で発生する人力作業による問題を解消し、次のような機能を使って管理を効率化できます。 各従業員が即座にデータを送信できる「入力・共有機能」 手書きによる間違いを防止できる「誤入力防止機能」 作業の詳細を可視化できる「写真・動画の添付機能」 過去の日報を検索できる「クラウド管理機能」 また日報アプリは、スマートフォンやタブレットを利用して作業現場から簡単に日報を入力・共有できるのが魅力です。 紙の日報で報告を受け、その情報をExcelに打ち込んで管理していたり、各人が入力するバラバラの情報を調整したりすることに手間を感じているなら、ぜひ日報アプリを導入して、業務改善を目指してみてください。 建設業でよく起こる日報作業の課題 数十名で動く工事現場も多い建設業では、よく日報作業でトラブルが発生します。 本項で紹介する課題にあてはまる、経験があるという方は、特に日報アプリの導入がおすすめです。業務状況と照らし合わせながらチェックしてみてください。 【課題1】紙やExcelによる日報管理に手間を感じている 従来の紙やExcelを用いた日報管理には、以下のような問題点があります。 手書きの手間:現場作業員が紙に記入する手間 転記作業の手間:管理者がデータをExcelに手入力しなおす 紛失のリスク:紙の日報は紛失しやすい 二度手間が発生することはもちろん、各作業員の負担が増加しやすい点に注意が必要です。また日報提出用の紙を印刷して配るといった時間と労力も必要になるため、日報の提出が遅れたり、提出忘れで支払いらブルにつながったりするかもしれません。 【課題2】情報の漏れや入力ミスが発生しやすい 作業員に対し「紙に作業時間を記載してください」「エクセルデータに直接入力してください」といった指示を出している現場の場合、次のようなミスが発生する恐れがあります。 記入漏れ:作業内容や時間の記入が抜ける 書き間違えやデータの削除:ほかの作業員の入力を消してしまう 計算ミス:手入力のため時間やコストを計算ミスする フォーマットの不統一:個々の作業員によって記載の仕方が異なる 間違いやトラブル、さらには再調整が必要になるなど、いくつもの手間が発生しやすいです。正確な作業データが得られないと支払いトラブルにつながりやすいため、特に現場作業員の人数が多いプロジェクトでは、日報管理の効率化が欠かせません。 【課題3】作業内容の共有や振り返りが難しい 作業進捗を把握するために重要な日報情報ですが、以下のような問題が発生しやすいです。 過去の日報をすぐに確認できない:紙ベースの場合は人力で探すしかない チームごとに情報を共有しにくい:各チームごとに管理方法が異なる リアルタイムでの状況を把握ができない:情報共有に数時間のラグが発生する 日報情報はメインで工事を進める企業が管理しなければならず、最終的にすべてのプロジェクトの日報情報をまとめて管理する必要があります。 このとき、日報が適切に管理・共有されないと、調整や再確認に大幅な時間を取られてしまいます。場合によってはトラブルの原因や工期の遅延につながる恐れもあるため、十分に注意してください。 日報アプリの選び方 日報アプリは複数のメーカーから提供されているため、しっかりと比較検討をし、自社に最適なアプリを選定することが重要です。参考として以下より、チェックしておきたい選び方を紹介します。 【選び方1】作業員全員が利用できるアプリか 日報アプリは、作業員全員が扱うことを前提に導入しなければなりません。しかし、建設業の現場にはITツールに慣れていない作業員(高齢作業員や外国人労働者)も多いため、以下の点を考慮する必要があります。 直感的な操作が可能か(ボタン配置やメニューがシンプルか) 複数のデバイスに対応しているか(スマートフォン・タブレット) 多言語に対応しているか(外国人労働者が多い現場で重要) なかでも近年では、外国人労働者を建設業に取り入れようとする動きが強まっています。社内に外国人労働者が多い企業の場合には、特に多言語対応のアプリ選びが必要になるでしょう。 【選び方2】クラウドを通じてリアルタイム共有ができるか 日報アプリは、効率的なデータ共有を実現するために、クラウド対応のものを選ぶことが重要です。参考として、クラウド型の日報アプリを導入するメリットを整理しました。 項目 クラウド型 紙・Excel リアルタイム共有 可能 不可 過去データ検索 容易 困難 データの紛失リスク 低い 高い クラウドを活用すれば、管理者がオフィスにいながら現場の状況をリアルタイムで把握できるようになります。迅速な対応が可能となるほか、データや写真共有の効率化も可能です。 作業効率化に欠かせない機能ですので、クラウド化に対応しているのかをチェックしましょう。 【選び方3】データ保護・バックアップ機能が充実しているか 日報は業務記録として重要なため、安全に管理できるアプリを選ぶことが大切です。以下に必要な機能をまとめました。 アクセス制限機能:権限を付与された人のみが閲覧・編集できる 自動バックアップ:データ消失に備えてバックアップできる セキュリティ対策:暗号化通信や二段階認証などの対策ができる データが消えてしまったり、書き換えられてしまったりしないよう、これらの機能が備わっているアプリを選ぶことをおすすめします。 建設業でおすすめの日報アプリ9選【スマホで無料から】 建設業で活用することが可能な、日報機能があるおすすめのアプリを下表にまとめました。 おすすめの日報アプリ 主な機能 おすすめの業種 ミライ工事管理 ・日報・出面管理・スケジュールやタスク管理・点検表・報告書作成機能・チャット・ビデオ通話機能など 建設業全般 アイピア ・日報管理・顧客管理・見積作成・請求管理など 建築・リフォーム業 もうけ太郎 ・日報管理・資材管理・契約管理など 建設業全般 i勤怠@工事日報 ・日報管理・勤怠管理など 建設業全般 gamba! ・日報管理・コミュニケーションなど 建設業全般 houren.so ・日報管理・写真共有など 多業種向け 日報365 ・日報管理・車両および資材管理など 建設業全般 LINE WORKS ・日報管理・トーク・アンケート機能・チャット機能など 多業種向け nanoty ・日報管理・タスク管理・プロジェクト管理など 多業種向け 以上、9種類の日報の機能があるアプリを整理しましたが、まずはお金がかからない無料プランや無料体験期間があるものから確認してみるのがおすすめです。 また製品ごとに機能量に違いがあり、日報管理をメインに利用できる特化型のアプリ、建設工事全般の管理に利用できる汎用型のアプリが見つかります。そのため、建設工事全体のDX化、効率化を目指している場合は汎用型のアプリを導入するのがベストです。日報管理以外にも複数の管理項目をまとめて効率化できます。 効率的な日報管理は「ミライ工事管理」がおすすめ 建設現場ごとに従業員の日報を管理する必要がある中で、すべてを手書きやExcelで行っていると、記入ミスや誤ってデータを消してしまうといったトラブルが起こる可能性があります。そこでおすすめなのが、関係者がスマートフォンなどのデバイスから操作できる日報機能を備えたアプリを導入する方法です。 もし日報管理の効率化にとどまらず、建設工事に関する業務全体の管理に課題を感じている場合は、業務を一元的に管理できる「ミライ工事管理」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。 iOSユーザーはこちら Androidユーザーはこちら ミライ工事管理は、プロジェクトごとの日報管理だけでなく、点検業務やスケジュール管理など、多彩な機能を備えたアプリケーションです。無料プランから始められるため、導入前に手軽に使い勝手を確認できます。 さらに、ミライ工事管理は協力会社に対しても権限を付与して写真撮影や点検表入力させるといった代理機能があり、協力会社が有料プランを別途購入する必要がありません。自社に加えて、関係者全体での活用が可能です。 無料プランから機能を試せる上、必要に応じて有料プランで機能アップできます。法人プランは補助金申請の対象にもなっています。初期費用を抑えてスムーズに導入を進められるので、まずは無料版で使い勝手や業務との相性を確認してみましょう。 ミライ工事管理について詳しくチェックする この記事をシェアする ミライ工事管理の資料をダウンロード
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