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出面管理とは?出面表の効率化・アプリ活用まで徹底解説

2025年6月27日

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工事業務で登場する「出面管理」とはいったい何なのか、またどのように効率化すべきか悩んでいないでしょうか。

 

この記事では、出面管理の概要を解説したのち、効率よく管理する方法について紹介します。

出面管理とは?

出面管理とは、建設現場などにおいて、作業員の出勤状況(出面)を把握・記録し、次のような管理に活用する業務です。

  • 工程(配置)
  • 勤怠
  • 請求

複数の作業を掛け持つ現場では、作業別に人数や時間を記録できないと原価管理に支障が出ます。また、あいまいな記録は協力会社とのやりとりにも時間がかかり、信頼性を損ないます。

そのようなトラブルを防止するためにも、出面表・出面簿をベースとした正確な出面管理の仕組みを整備することが、現場管理の第一歩です。

出面表とは?出面簿とは?【読み方・基本解説】

出面表(でづらひょう)・出面簿(でづらぼ)とは、建設現場で作業員の出勤状況や稼働内容を記録・管理するための帳票のことです。

読み方はどちらも「でづら」と読み、現場管理でよく利用されている基本的なツールとなります。

また、出面表は主に現場作業員の出勤状況や作業時間を記録するのに対し、出面簿は労務管理に必要な情報をまとめるのが特徴です。

出面表・出面簿には何を記録する?

出面表・出面簿には、現場の人員稼働に関する詳細な情報を正確に記録していきます。

  • 日付
  • 作業員の氏名または所属業者名
  • 作業時間(8:00〜17:00など)
  • 作業内容(型枠・鉄筋・仕上げなど)
  • 休憩時間・残業時間の有無
  • 天候や現場状況のメモ

たとえばA社の職人3人が午前と午後で異なる作業を行った場合、正確に記録しなければ工数計算ができません。そこで上記のような情報を記載して、正しく稼働状況などを管理するのが特徴です。

従来の出面管理によくある課題

従来の出面管理の課題

建設現場では、いまだに手書きの出面表や出面簿で管理を行うケースが多く見られます。本項では、従来の方法で起きやすい課題を整理します。

【課題1】手書き出面表の問題点|手間とミスの多発

手書きの出面表は担当者の負担が大きく、記入ミスや管理ミスが発生しやすい点が問題です。

  • 作業員の名前や時間の書き間違い
  • 雨天中止や早退の記録漏れ
  • 書類の汚損・紛失による報告不能
  • 退勤後に記入することで不正確になる

また、Excelに転記する際もミスが増え、二重記入や確認漏れの原因になります。従来の方法に慣れていても、発注者から非効率だと見なされる恐れがあります。

出面管理のトラブル事例

国土交通省が公開する「働き方改革の実現に向けた効率的な建設工事の促進事業に係るモデル事業事例集(令和7年3月)」でも、手書き運用による課題が多く報告されています。業務効率化には手書きからの脱却が不可欠です。

【課題2】Excelによる出面管理の限界|属人化と集計エラー

Excelで出面表を管理する場合も、以下の課題が隠れています。

  • 管理が属人化し、担当者が不在時にフォローが困難
  • 数式や記入ミスによる集計エラー

特に複数人が交代で管理する現場では、Excelの共有が非効率になる場合があります。属人化が進むと急な欠勤時に支払い遅延などのリスクが高まります。長期的に効率的な運用を目指すなら、クラウド管理の導入が重要です。

出面管理アプリを選ぶ3つのポイント

出面管理アプリの選び方

出面管理に対応するアプリは多いため、自社に最適なツールを比較検討することが重要です。ここでは選定のポイントを3つ紹介します。

【選び方1】入力のしやすさ

アプリを選ぶ際は「誰でも迷わず入力できるか」を確認しましょう。

以下のような入力支援機能があれば、現場でスムーズに使えます。

チェック項目 理想の状態
入力ステップ数 最小限(3ステップ以内が理想)
画面の文字サイズ・配色 大きく見やすい・ハイコントラスト
操作案内 マニュアルやツールチップあり
入力ミスの検出 時間形式などのエラーを自動表示

現場では入力時間が限られているため、操作が複雑だと定着しません。高齢の職人やITが苦手なスタッフも多いため、無料体験版を活用し、実際の使いやすさを確認しましょう。

【選び方2】集計・出力機能

入力だけでなく、「データを簡単に集計・出力できるか」も重要なポイントです。

人力で集計や報告書を作ると、ミスや手間が増えます。集計機能があれば、作業員ごとの工数や残業時間を自動で集計でき、事務作業を大幅に効率化できます。

PDF・CSV出力やExcelとの連携ができるかを確認し、社内のワークフローに適合するかを検討してください。

【選び方3】拡張性と料金プラン

アプリを長期的に使うためには、「将来的に拡張しやすいか」を確認することが大切です。

無料プランは導入しやすい反面、機能制限や有料移行時のコストが高い場合があります。重要なのは、スモールスタートから柔軟にスケールアップできる設計かどうかです。

現場の成長に合わせて拡張できるアプリを選ぶことで、長期的にコストパフォーマンスも高まります。

おすすめの出面管理アプリ・システム一覧【無料からスタート可能なアプリあり】

出面管理の効率化を目指すなら、まずは「無料から始められる出面管理アプリ・システム」を試してみるのがおすすめです。参考として以下に、無料から始められるおすすめのアプリ・システムをまとめました。

アプリ名 特徴 料金
ミライ工事管理 出面・日報・写真・工程を一元管理 無料プランあり
KANNA 建設業向けグループウェア+出面表機能(入退場機能で出面管理) 無料トライアルあり
ANDPAD 現場全体の情報共有・出面機能 無料プランなし
現場ポケット 写真・工程・日報(入退場機能で出面管理)など現場を一括管理 アプリ体験セミナーの参加

現場の記録作業がスマホひとつで完結するほか、集計や報告書作成の手間も大幅に軽減されます。また、月額制でも3,000円以内から導入できるものもあり、紙やExcelの手間を考えれば十分に元が取れます。

まずは無料プランから試し、自社の現場とマッチするか確認してみてください。

出面・報告

出面管理は、単なる勤怠の記録作業ではなく「現場の信頼性」そのものを左右する重要な業務で、現場の信頼性に直結します。ミスや属人化を防ぐためにも、今回紹介したアプリやテンプレートでDXを進めましょう。

出面管理を「現場の負担なく効率化したい」なら、まずは建設現場専用に設計された「ミライ工事管理」アプリの活用がおすすめです。ミライ工事管理は、建設現場に特化したUI・機能が豊富に搭載されており、ITが苦手な職長や作業員でも使いやすいのが特徴です。

また、スマホ・タブレットを使って出面入力ができることはもちろん、日報や写真のクラウド共有までをひとつにまとめることで、現場管理の属人化も防げます。施工管理全体の効率化を生み出せるアプリですので、管理業務・報告業務の手間を軽減したい企業におすすめです。

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