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設備工事をDX化しよう!IT技術を駆使した導入事例も解説

2025年4月25日
設備工事 DX

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設備工事で発生する写真撮影やデータ共有に、手間を感じているという方も多いでしょう。しかし、どのように課題を解決すべきなのかわからないとお悩みの人もいるはずです。

そこでこの記事では、設備工事をDX化する方法についてわかりやすく解説します。工事関連業務で推進されているDX化について「まだ実施できていない」「もっと良いDXの方法を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

これからの設備工事でDX化が重要な理由

デジタル技術を活用して、従来の働き方を変革する「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」は、設備工事の業務効率を大きく変えるきっかけとなります。

まずは、なぜ設備工事でDX化が重要と考えられるのか、その理由について見ていきましょう。

【理由1】DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進

まずDX化は、国土交通省を含め、国全体が推進している取り組みです。

2019年、企業の生産性を向上させるために「働き方改革」がスタートし、それに伴い次のような労働時間短縮、業務効率化に使える補助金・助成金制度などが多数登場しました。

また2020年には新型コロナウイルスが流行するなど、企業の働き方が大きく変わるきっかけもあり、現在進行形でDX化の推進が急務となっている状況です。

そして、もちろん設備工事の仕事も例にもれずDX化が推進されています。工事関連業務は残業が発生しやすいことから、労働基準法の残業規制への対応という意味も含めてDX化に取り組む必要があると言えるでしょう。

【理由2】人手不足問題

設備工事のDX化が求められるのは、工事関連の従事者が常に人手不足状態であることが関係しています。

例えば、建設業全般の状況として、平成23年1月の時点から人手不足が継続しています。(赤いラインより上が人手不足)

出典:国土交通省「建設労働需給調査結果(令和7年1月調査)」

また2025年には、人口比率の多くを占める「団塊の世代」と呼ばれる人たちが後期高齢者となり、退職の時期を迎えてしまうという2025年問題も起きています。そのため、入職者と退職者とのバランスが取れなくなってしまう恐れが出てきている状況です。

そのような理由もあり、人が少ない状況で従来通りもしくはそれ以上のパフォーマンスを発揮したいのなら、少ない人材で効率よく作業を回す仕組みをつくり出す「DX化」が欠かせません。人手不足に悩まされている設備工事の仕事では今後、DX化に取り組むことが急務となっていくでしょう。

【理由3】競合他社との差別化

設備工事のDX化は、競合他社との差別化に役立ちます。

まず、設備工事業務を安定的に受注し続けたい場合、競合他社に勝る魅力がなければなりません。とはいえ、人力のみで強みを生み出すのは非常に難しく、熟練のスキル等で対抗するためには膨大な時間と経験が必要です。

対してDX化により、業務効率化ツール・システム等を導入すれば、従事者全体の業務品質アップはもちろん、スピードアップを期待できます。まだDX化ができていない企業の前を歩くことができるほか、すでにDX化に取り組んでいる企業に追いつくことができるため、時代のニーズに合わせながら安定的に設備工事を受注していきたい企業にこそDX化がおすすめです。

設備工事が抱える業務課題

設備工事業務において、現在次のような課題を抱えているなら、DX化に取り組むことが大切です。

  • 社内・事務所内に大量の紙ベースの書類が溜まっている
  • バラバラのツールを使って設備工事業務を管理している
  • 設備工事の現場を終えてからしか写真台帳を作成できない
  • 複数名で現場写真を撮影する際に被りや取り逃しが出てしまう
  • 事務所に戻るまでは写真データを共有できない

例えば、管理しているデータや書類が多いため煩雑化している、社内共有にタイムロスが発生しているという場合、DX化で解決できる可能性があります。残業規制のなかで業務を円滑に進める必要がある現代でどのように課題を解決できるのか、次項をチェックしてみてください。

設備工事のDX化で実現できること

設備工事でDX化を実施すれば、主に3つのポイントが解決され、効率化を実現できます。具体的に実現できることをまとめました。

【実現1】工事・点検・保全作業の効率化

設備工事で業務効率化ツールを導入すれば、工事・点検・保全作業をまとめて効率化できます。

例えば、工事進捗・情報を共有しやすくなるクラウド系の管理アプリを導入すれば、作業員が次に何をすべきなのかすぐに判断できるようになります。

特に複数名で作業をする場合に、だれがどの作業を終えたのかを管理できるほか、設備工事で利用する資材や人員、出欠状況等を管理できるのが魅力です。

また点検や保全作業では、大量の写真撮影および台帳の作成に忙殺されてしまいます。

対して、写真管理ができるアプリや現場で台帳作成を効率化できるアプリなどを導入しておけば、写真撮影から台帳作成までを現場で済ませやすくなるのが魅力です。

またアプリにクラウド機能があれば、事務所スタッフと連携しながら現場は写真撮影、事務所は台帳作成というように、複数名で効率よく作業を進めることも可能となるでしょう。

【実現2】ヒューマンエラーの防止

設備工事のDX化に取り組めば、アプリやシステムを導入していないときと比べてヒューマンエラーを防止しやすくなります。

まず設備工事など、ミリ単位での工事が必要となる現場では、手戻りが発生しないように細心のチェックが必要です。しかし、人力での対応には限界があります。例えば情報の入力ミスやチェック不足などもあり、そのミスが大きなトラブルにつながっていくことも少なくありません。

対してDX化に取り組み、従来の業務よりも作業時間を短縮できれば、その分だけチェック時間を確保しやすくなります。よく発注者からミスを指摘されるとお悩みなら、ヒューマンエラー防止のために設備工事のDX化に取り組みましょう。

【実現3】情報共有の高速化

クラウド機能が搭載された設備工事向けのDX化アプリを導入すれば、関係者間での連携を図りやすくなります。参考として以下に、作業効率を向上できるポイントを整理しました。

  • 工事管理者と作業員との間で発生するタスク管理や調整
  • 現場と事務所との間で発生する情報共有(データ)

クラウドを活用すれば「どこで誰が何をしているのか」をすばやく把握できます。また、クラウド上にデータをアップロードすることにより、離れた場所に居る人でもすばやくデータを編集できるようになるのが魅力です。

設備工事のDX化は工事管理アプリがおすすめ

設備工事向けのDX化アプリは複数ありますが、そのなかでもデータ共有や写真管理、関係者間での連携という点に悩みを抱えているなら、工事管理アプリを導入するのがおすすめです。例えば、工事管理アプリには次のような機能が搭載されています。

  • クラウド機能
  • 写真撮影・管理(フォルダ分け)
  • データの管理(スケジュールや配置、資材等)
  • チャット機能

例えば、クラウド機能を使えば関係者間におけるデータのやり取りを効率化できます。また写真撮影・管理機能を活用すれば、現場でデータの仕分けが可能であり、アプリ上で台帳に写真を挿入するといった対応も可能です。

ほかにも現場で動いている関係者のスケジュールやタスクの状況を把握できる管理機能も備わっているため、現場管理者はチャット機能を使って次の指示を出しやすくなるのも魅力です。

以上より、前述した設備工事で発生する課題を解決できるのが工事管理アプリです。特に設備工事では、自社だけではなく協力会社等の手を借りて動くことも少なくないため、連携を図りたいなら工事管理アプリを導入するのがよいでしょう。

設備工事会社のIT導入事例

設備工事のDX化を図ることで、どのような効果を得られるのか、具体的な事例を知りたいという方も多いでしょう。

そこで最後に、写真管理にも対応できる工事管理アプリ「ミライ工事管理」を導入した企業事例を3つまとめました。自社が解決したい課題と当てはまるかチェックしてみてください。

【事例1】事務所内作業を毎月1時間削減

電力通信インフラの保守点検工事を提供されている情報通信システムグループ様。点検業務において、過年度写真と同じ位置での撮影が必要なこと、また複数の現場への対応、帰社後の台帳作成といった点に悩まれていました。

その後、ミライ工事管理を導入してクラウド化を実現。スマートフォンで手軽に過年度写真のチェックが可能になったほか、クラウドを通じて事務所に写真データを共有できるため、帰社時間のタイムロスがなくなり、毎月1時間の作業時間削減が可能になったと回答をいただきました。

さらに詳しく事例を知りたい方はこちら

【事例2】繁忙期の負担を削減

教育機関へのICT機器の導入・設置・運用をサポートしている株式会社コムネットシステム様。複数名がもつデジカメで写真撮影をしたのち、帰社後にパソコンでデータを集約・管理する点、そして夏休みなどの繁忙期は業務数が多く写真管理が複雑化する点に課題を感じられていました。

対してミライ工事管理を導入してからは、ひとつのクラウドで複数名がデータを管理できるように。現場作業と同時に社内スタッフが台帳を作成でき、繁忙期における作業時間を3時間も削減できるようになったと回答をいただいています。

さらに詳しく事例を知りたい方はこちら

【事例3】帰社後の作業を1人当たり月10時間削減

防犯カメラのコンサルティング・技術サービスを提供されている株式会社ガリレオ様。1日10〜20件もの現場に対応するため、写真データ管理が煩雑になること、また複数の現場に指示を出しながら作業を進めることに悩まれていました。

一方でミライ工事管理を導入してからは、離れた現場、離れた作業場所でも情報を共有できるように。そのため、工事を円滑に進めやすくなったほか、パソコンへのデータ移行が不要となり、月あたり10時間前後の報告書作成作業を短縮できたと回答をいただきました。

さらに詳しく事例を知りたい方はこちら

設備工事のDX化に「ミライ工事」の工事管理アプリが選ばれる理由

設備工事のDX化に役立つアプリをお探しなら、写真管理はもちろん煩雑化しやすい施工管理をワンストップで管理できる工事管理アプリ「ミライ工事管理」を導入するのがおすすめです。

ミライ工事管理は、設備工事で発生する写真撮影や台帳作成に対応できることはもちろん、クラウドを通じて離れた場所に居る人と連携できます。さらには次の管理機能が搭載されているため、アプリを導入したデバイスひとつで現場全体を管理できるのが魅力です。

  • プロジェクト・スケジュール管理
  • 出面・報告管理
  • 日常点検・安全パトロール管理
  • 点検表の管理
  • 資材・重機管理

写真のみならず、工事にかかわる網羅的な管理が可能です。フリープランから利用できるほか、有料プランは補助金申請の対象となります。安価に設備工事のDX化に取り組めるため、まずは無料版を導入して使いやすさや業務との相性をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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